Honeybus at their best PURE MANIA RIGHT TO CHEWS : BUBBLEGUM CLASSICS REVISITED GREATEST HITS VOL.1 - Galore -
The Best Of Kirsty MacColl
1969年に出した1stにシングルを追加したハニーバスのベスト盤。特別コーナーを設けたいほど愛聴しているバンドです。曲が、曲が良すぎて死にそう。まずはフロントマンのピート・デロ在籍時のシングルから。まずは何といっても代表曲#20「i can't let maggie go」。ストリングスも使った画期的な#だったようですが、メロウでナキのメロディが最高です。B面の#24「tender are the ashes」もサイケがかった60sブリティッシュ・ビートでカッコイイ。#14も同系ブリティッシュビート#。デロ作では他にUK的ながらUSのフォークのメロディも聞かせる1stシングル#13「delight ed to see you」や#19「julie in my heart」のメロディーメーカーぶりにアレンジャーとしての才能爆発の#15「do i figure your life」など素晴らしい。シングル#ではもう一人の主役レイ・ケーン作の#18「the right to choose」や#21「she sold blackpool rock」のメロディも一級品でカントリータッチの#23「would you believe」などいろんなポップ#を聞かせてくれます。デロ脱退後作られたのが#1〜12の1stアルバム。これがデロ不在を感じさせないクウォリティ抜群の曲群。#1「story」はナキのギターから始まる哀愁#ですがサビで一転フックが効きまくり。#2「black mourning band」はモータウン調のポップ#。個人的に大好きな#3「scarlet lady」(第3の男コリン・ヘアー作)もUK/USが上手く混ざった雰囲気がイイ。ビートルズ風なポップ#4「fresher than the sweetness in water」も最高です。#5「he was columbus」のアコースティック#もメロディ・ライン抜群です。#6「ceiling No.1」の英国ポップは聴いていて頬が緩むし中期ビートルズ的なロック#7「under the silent tree」や初期ムーヴに甘さを加えたような#8「she's out there」に#9「she said yes」もホワイトアルバム期のビートルズの流れを組む佳曲。ポールマッカートニー直系の#10「i remember caroline」。ハーモニー/コーラスが効いた#11「how long」(シングルverの#25はさらにメランコリック)。サイモン&ガーファンクル的な#12「ceiling No.2」で締めです。この1stは名盤中の名盤だと思います。是非多くの人に聴いてもらいたいです。 ヴァイブレイターズ1977年の1st。初期パンクの中でもとりわけポップなバンド。バズコックス並。パワーポップやパブロック的なので是非聴いて欲しいバンドです。#1「into the future....」はアルバム1曲目としての爆発力はそれほど無いのですが、アルバムを長く聴き続けた今となってはもう欠かせないイントロのギター!#2「yeah yeah yeah」は単純明快なポップ・パンク。これでイイのだ。#3「sweet sweet heart」#4「keep it clean」は土台はパンクでありながら他のパンクバンドが持ち合わせていなかったメロディアスさが溢れてます。特に#3は個人的ベストな1曲。#5「baby baby」はなんとパンク・バラッドで彼らの間口の広さが感じられる佳曲。純粋なパンク#6「no heart」はアルバムに潜む付けたし的#ですがコレはコレでok。後半はさらにイイです。#7「she's bringing you down」もポップ・フィーリング溢れる#で攻撃的かつメロディアスな間奏がカッコイイ。#8「petrol」は盛り上げ度高いでライブ・ソングだ。そして代表曲#9「london girls」。タテノリのビートに血が騒ぐリフ!。パンクポップの名曲。#10「you broke my heart」のちょっとヨレヨレな歌いまわしとヴァイブレイターズ節と言える癖のあるメロディラインにハマる。#11「whips & furs」はとにかく大好きな曲。彼らの曲の中で1番好きかも。まずポップ!流れるようなベースが良いしギターも当然メロディアスだし最高です。こんな曲演ってるから彼らが好きなんです。#12「stiff little fingers」も最高だ。リフがカッコイイね。スティッフ・リトル・フィンガーズ(このバンドも最高)のバンド名もココから。#13「wrecked on you」#14「i need a slave」#15「bad time」とラスト3連発でもヴァイブレイターズ’sパンクポップを聴かせます。#14はかなりサビが耳に残ってしまう。#15もゴキゲン度の高いポップさ。って事で一本調子な部分とクセのある変化球を織り交ぜながら1枚通して楽しめます。バズコックス同様に現役選手だ! パワポ系アーティストが定番バブルガム・ポップをカバーするという企画盤。まずルビナーズ#1「bubblegum music」でスタート。この最高なポップチューンはロックンロール・ダブル・バブル・トレイディング・カード・オブ・フェラデルフィア・19141って超絶長い架空バンドのバブルガムポップの賛歌。このコンピの1曲目としてはこれしかないって曲ですね。ティーン・マシーンは定番#2「yummy yummy yummy」をポップンロールに。#3「smile a little smile for me」はCvSが持ち歌のごとく唄い上げてて◎。原曲持ってない#4「goodie good ice cream man」。グラムロックにアンダーソンズがカバー。イイね!名曲#5「i want you back」をスパークルジェッツが。幼いマイコーの声に近くてハマッてます。トミーロウの#6「dizzy」をパワポにカバーしているのはクリフ・ヒリス。クレイジーエレファント#7「gimme gimme good lovin'」はシャウト系vo.でパワポより。ライナス・オブ・ハリウッドは#8「i enjoy being a boy」この曲コレで初めて聴きました。ビーグルによるエジソン・ライトハウスの名曲#9「love grows」この組み合わせで悪い訳ない。1910フルカン、バブルガムポップの代名詞#10「goody goody gumdrops」はレシーバーが演ってます。ダグ・パウエルの#11「i woke up in love this morning」はベスト・トラックの1曲。哀愁#が彼の声にマッチしてます。マイケル・カーペンターズの#12「time to change」は原曲ブレディバンチを上手に料理。元ヴァンダリアス、スティングレイ・グリーンの#13「goin' home」はオズモンド・ブラザーズのご機嫌グラムロック#を直球でカバーですごく良い。ローラスの#14「feelin' so good」は彼らの1stに収録のモノ。フルカン#15「1,2,3 red light」はジョイライドがH/R的ギタポにカバー。#20「may i take a giant step」の出来も同様にタイトにポップ。#16「saturday night」は日本代表でオレンジズ。アインスタインズ・シスターも#17「my baby loves lovin'」をパワポver。原曲未聴ですが#18「little bit o' soul」はウォルター・クリヴェンジャー色に染まってます。なんとギルバートオサリバンの#19「get down」まで。自身のアルバムでもファンデーションズ「build me up buttercup」をカヴァーしているワンダーボーイは#21「down by the lazy river」のオズモンドを直球で演ってます。てか変化球必要なし。#22「beautiful sunday」もバブルガム枠ですかー。#23「superman」をサイケにカバーしているのはビーティフィクス◎。グラムポップ「wig-wam bam」は間違いないところ。ラストでアーチーズ#25「melody hill」をカバーしているスパーストーン?は気になります。
1967年の初期ボブ・ディラン10曲を収めたコンピレーション。僕の最初のボブ・ディランはこのアルバムでした。中学1でビートルズ知ってからボブ・ディランをちゃんと聴くまでそれから数年、予備校時代。その頃観ていた「銀河テレビ小説」のオープニングで知らずに口ずさんでしまう曲が実はボブ・ディランの日本語カバーだったのを知ってレンタル(調べたら1994年「これでいいのだ」でした)。その曲が#2「blowin' in the wind」です。言うまでも無くフォークの名曲。代表曲にしてロック史上No1ソング#5「like a rolling stone」は最初に聴いたときは純粋にメロディがすごく良いと思った。なにかの曲に凄く似ていると思ったけど実際はこの曲をコピーした曲なんだろう。言葉の乗せ方とか天才だ。今も青天井で好きになっている曲。#6「mr. tambourine man」、高校2年の時からジャクソン・ブラウンやイーグルス、そしてバーズを聴いていたのに随分とオリジナルを聴くまで時間がかかったものです。本当に大好きでコレ聴けば明日も頑張れます。どっちが好きかと言われればバーズのカバーですけど(笑)。#9「positively 4th street」:正直に言うとレンタルした時の扱いはひどいものでテープの余っているところに断片的に気に入った曲をいれたのですがこの曲はビートルズ『please please me』の最後に入れた。とても気に入った曲で何度もリピートした。その頃は1番好きだったな。これアルバム未収録曲なんですね。と、めずらしく想い出と共に4曲を振り返りましたが他の曲も。#1「rainy day women #12&35」はアメリカ南部の雰囲気。キンクス『muswell hillbillie』のコンセプトを1曲に収めてしまった感じ。歌詞を読まなくても心に響くものがある曲の代表といってもイイ#3「the times they are-changin'」でも結局ふわっと聴かせるメロディが良くなくてはね。#4「it ain't me babe」は典型的なフォーク#ですけどサビの力強さが真に迫る。フォーク・ロック#7「subterranean homesick blues」の淡々と言葉遊びのごとく詩を乗せていく感じはジョンレノンへの影響を感じますね。#8「i want you」はとてもポップでサブ的なバックの音がイイ。これはジョージハリスン的だ。マン・フレッドマンもカバーした甘いメロディの#10「just like a woman」も名曲です。ジャケもカッコよく当時はこのシルエットを目指して髪をセットしたこともありました(笑) SSWカースティ・マッコールのベスト盤。全18曲。彼女はシンガーソングライターってのが重要ですね。まずトレーシー・ウルマンのカヴァーが有名(ジゴロ・アンツやケニー・ハウズもカヴァーしてました)な上質ポップ#1「they don't know」。ウルマンの高音ヴォイスでゴージャスなアレンジも良いですがオリジナルも◎◎です。このメロディは永久に不滅です。名曲!ビリー・ブラッグのカヴァー#2「a new england」がギタポ・ファン必聴の出来。カースティの声は今風だな。#3「there's a guy works down the chip shop swears he's elvis」はオールディーズな要素を持つ腰に来るロックンロール。低めの声がイイ。#4「he's on the beach」もギタポ/パワポ好きには納得の#。コレは現代のパワポバンドにカヴァーしてもらいたい。きっと良い出来になる。ポーグスとのコラボ#5「fairytale of new york」(クリスマス・ナンバー)はアイリッシュ・トラディショナルで気持ちが良い。酔いどれvo.シェイン・マガウアンの声がまた素晴らしい。カースティの声ともマッチしてます。#6「miss otis regrets」も#5の流れくんだユッタリとした#。シンガーとしてのカースティ・マッコールが堪能できます。#7「free world」は89年の曲だけにアレンジがデジタル音でちょっと違和感あるなー。#8「innocence」はラーズの「feelin'」の原曲かと思えるようなレトロなリズムが○。完全に自分色に染めているスミスのカヴァー#9「you just haven't earned it yet, baby」。キンクスの名曲#10「days」のカヴァーも上々の出来!この曲は女性が歌った方が良いのかもしれません。改めて名曲と推しときます。#11「don't come the cowboy with me sonny jim !」のウエストコーストの香り漂う良質メロディも◎。90s以降の曲#13「my affair」や#14「angel」はアレンジはともかくメロディ、曲そのものは○。ジョニ・マーと共作した#12「walking down madison」,はサンバのリズムのようなノリの良さが最初の軽い印象を覆す。#16「can't stop killing you」は個人的にはイマイチ。#15「titanic days」の落ち着いたアダルト・コンテンポラリーな#は良い。#17「caroline」はポップ好きは必聴の佳曲でカースティ・マッコール健在ぶりがみえます。ルー・リードとのデュエット#18「perfect day」はストリングスも◎な感動的な#です。このベストには未収録ですが「terry」も名ポップ#です。